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女の顔は命?

24歳の誕生日を迎え半年を過ぎた頃
雪がちらつく中、実家へと車を走らせました。
夜だったこともあり、娘は義母に預け、夫と二人で出かけたのです。
ここから実家までは車で10分程度の慣れた道のりです。

道路はアイスバーン、うっすらと雪が積もり
コンディションは最悪でしたが、
十勝はしばれるから(寒い?凍る?)いつものことなのです。

このカーブを曲がって、左に行ったら200メートルで実家だ!
そう思ったとき、前から来る車が曲がりきれず
対抗車線をはみ出してきている。
まるでスローモーションのように、ゆっくりと近づいてくる。
助手席に乗っていたゆっかは、夫のほうに顔を向けて
「ぶつかるー」と、叫んでいた・・・と、思う。
ガッシャーン・・・と、いった瞬間に車がゆがんだ。
一瞬のうちに何かが顔半分にあたった。
あっという間に血が吹き出ていたのに
夫は割れたフロントガラスから出て行き、相手に文句を言っている。
ゆっかはカバンの中からハンカチを探し、顔を押さえていた。
このカバンはやっと買ったレノマの20000円のバックだった。
当時のゆっかには高い買い物だったのに・・・ (T_T)
当然、バックの中は血だらけ・・・使い物にならん (T_T)
後日、賠償金で同じものを買ったけどね!!

キャーキャー叫んでいるゆっかに「大丈夫か?」と
声をかけた夫はビックリ
そりゃそうですよ 顔中血だらけだもん。
実家のそばだったので、近所のおばちゃんが走ってきて
またビックリ!!すぐにおばちゃんの家でタオルを借りて
押さえながら消防署に電話をしてもらいました。
その後、母にも電話をしたのですが、
救急車の方が早くきた 何で??
動転した母は、なぜかゆっかの友達の家へ行ってしまった (笑)
病院に運ばれた後、治療が始まったけど自分の顔は見えない・・・
警察から開放されてやってきた夫が、治療室に入ってきてしまった。
なぜか泣いている・・・看護婦さんは「顔を見ちゃったから・・」
ゆっかの顔はどんなんなっているんだーーーー
でも、足もあるし頭も何でもない(もともとバカ)
これなら、これからも生きていける!
そう言ったゆっかにお医者さんは
すばらしい考え方だ!と、感心していた。

2日後、包帯を取り替えるときに髪をときたいからと
包帯をはずした状態にしてもらい、好奇心から鏡を見てしまった。
そのまま飛び降りたくなったけど、この病院は2階建てだ・・・

10日後、退院したゆっかの顔を見ても
2歳の娘は泣かなかった(ほっ)
2年間という長い時間がかかったけど、
形成外科できれいに治してもらった。
もともと右目と左眼はびっこたっこだったけど
同じ大きさにしてもらえてラッキー!!と喜んじゃったよ。

今もゆっかの顔半分は傷だらけだけど、元気に生きています。
病気と事故で見えなかったものも見えるようになりました。
女の顔は命かもしれないけど、それだけじゃないってわかったよ。

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